Echo Show 5 を導入

 あまりスマートホームには興味は無かったのだが、このところ両親の片方が入院する頻度が高くなったので、見守り機器としてどのくらい使えるか、試しに買ってみた。

 購入したのはアマゾンのEcho Show 5って、画面付きの一番安い奴。たまたま、8000円くらいだったので二組買って、片方をわが家に、もう片方を親の家に配置した。オプションが高く、スタンドとか延長保証とか追加しただけで25000円くらいになった。

 今のところ、最も使う頻度が高いのは「今日のニュース」なんだけど、動画付きのコンテンツが多く、Echo Dotなんて購入した人は苦労しただろうなぁと思う。初期設定も画面見ながらやれるし、ちまちまスマホの画面で設定なんかやってられない。実は初期設定時にファームウェアのアップデートがあったのだが、それを親の家の細い回線で行ったら一時間以上かかって、しかもフリーズするのでコンセントから抜くしかなかった。これが祟って、正常起動できなくなった。アマゾンにお願いしたら延長保証にも入っているせいか、早急に送り直してくれた。ありがたい。
 ネットで教えられた通り、自宅のネットワークに、モバイルルーターを付けてそれに対して設定し、モバイルルーターごと親の家に持って行って動作確認をし、最後にルーターを、親の家にある方に切り替えたらすんなり稼働した。最悪はモバイルルーターごと置いてくるつもりだった。

 つながってみれば、コンテンツのダウンロード時間が多少かかるだけで、別に返事が間延びするとか、こちらの声の認識精度が下がるとか、は起きない。

 で、本来の目的である「呼びかけ」とか、スマホからの「カメラ」は一応できるようになった。「呼びかけ」は問答無用でつながるので、情弱の親でもなんとか使える。画面の小ささが視認性に禍しているようだが、あまり存在感があっても邪魔な気がする。スマホからのカメラは覗きとか、監視してるみたいで罪悪感がある。でもまあ、生きている証左が得られるのは大きい。万一倒れたときに、カメラのある位置に居るとは限らないが、実家には日参しているので、介護の補助的な使い方である。

 Echo 5について感じたことは、半分はアマゾンの出張広告塔だけど、音を主体とする認識や返事は素晴らしい。ただ、日本語の流暢さで言えば、IBMワトソンの方が上かな。まれにイントネーションを外すし、特定の地名とかが認識し辛いようだ。アレクサは今のところAIではなく、人語を解し、発する機械かな。そのうち有料サービス化してAI積むのだろうけど。

 自宅の方は、Nature Remo Nanoとかいう安い赤外線のリモコンを付けて、エアコンとテレビはアレクサに連動できた。扇風機やエアフィルタも赤外線だから登録できるはず。だが、それらは普段リモコンなんて使わないせいで、リモコンが壊れていたり、電池が干上がっているのに気付かなかった。

 それからすぐにMerossとかいうブランドのスマートプラグを二個買った。一個はテレビの横でメディアプレーヤーとしているラズパイ&外付けHDDの電源。もう一個は、このブログのサーバ(これもラズパイ)も時々落ちてるから、最終手段としてリモートから再起動できるようにする予定。アレクサに「プレーヤーつけて」とか「サーバー切って」とか言えばリレーがオンオフする。あ、オフする前にシャットダウンは忘れずに。ラズパイって、ACアダプタ直結で起動し、シャットダウン後の電源オフも手動なので、スマートプラグの本領発揮である。まあ、待機電源がラズパイからスマートプラグに変わっただけとも言う。
 因みにMerossってブランドはよく知らないけど、購入したら輸入販売元はアマゾン合弁株式会社だった。Work with Alexaだけど、アレクサ純正ではない。

…そういえばラズパイもアレクサになれるんだっけ?

 いまのところは世間並みに使えるようにするのが目標。IoT関連のおもちゃ遊びはいろいろやったけど、ここまで昇華してやっと日々の生活の役に立つのね。

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